自己啓発で触れられない前提: 死ぬぐらいストイックな努力をする人たちが見ている世界

自己啓発系の本とか、ビジネス系の本とかに、ひたすらハマっていた時期があった。 効果的でない仕事をできないのであるならば、この先、仕事人としての価値はないだろうと思ってのことだった。

その中でも、 7 habits (7つの習慣) は熟読した。他には比べようもないほど、説得力があり、かつ、その理論が体系だてて解説されていたからだ。

ざっくりとその説明をすると、以下のようなロジック。

自立しろ

  1. (人生の)目的から入れ
  2. 効果的にやれ
  3. 効率的にやれ

社会的な成功をしろ

  1. win win になれ
  2. まず理解して、理解されろ
  3. シナジーをおこせ

そして

  1. これらを習慣化しろ

さらに述べられているのは、社会的な成功(4-6)は、自分自身が自立していること(1-3)が前提になっている、ということ。

これを読んでからの自分は、基本的に以下のようなことを考えていた:

人生で成功を収める、指針としてまず第一が目的(終わり)を定めることであるならば、自分の目的(やりたいこと)から考えていこう、しかし、あまりやりたいと思うことがないな、、この齟齬は一体どうしたものだろうか。

ありとあらゆる人生の中の施策がやりたいことがないと意味がないのだとしたら、今、ここでこの辛い状況をどう対応したら良いか分からない。社会に出て働いてみて、どうやら、自分はあまりコミュニケーションが得意ではないらしい。なんなら、そもそも社会不適合気味ですらある。

やりたいことがない人間にとって、自己啓発がすべて無意味だとするならば、自分という人間は、これ以上ないほどに詰んでおり、ただただゆるやかに不幸になる未来が訪れるだけだ。

そのように考えてわりと長く過ごしてきたが、この齟齬を説明していると思うブログ記事を見つけたのでここでシェアしておく。

世のためを思うなら、まずは他人から奪うくらいやってから、反省して思え。 くだらん夢見てる暇あるなら、自分のために金儲けのために黙って働け。 そっちのほうがよっぽど夢があるし、解決すべき本当の問題が見えてくる。

今、ボロボロになるくらい死ぬほど働いて、これを読んでお前の意見を述べてみろ!

※これ、とは7つの習慣のこと。

死ぬほど働いて真面目に生きること、それが前提であるし、本当にやりたいことなんて、死ぬ気で試行錯誤して仕事していった結果にしか見えてくるものじゃない。

この前提の周辺部分をフワっと触っているのが世の中に山ほどある自己啓発本の本質だし、なのでこの前提がないと、基本、意識が上滑るだけであった。

上で共有されたブログでも、唯一価値ある自己啓発書とされている